特集
対談 不思議の炭パワー

パミア株式会社 代表取締役 春日明洋さん
今回の特集は、ヒノキの炭を商品化された、パミア株式会社の春日社長に、「炭」商品についてインタビューしました。
ニッコリモール 「こんにちは。今日は炭を商品化されたということで、「なぜ『炭』なのか?」「炭にはどんな効果があるのか?」そのあたりを中心にお話しを
伺いたいと思います。よろしくお願いします。」
春日「よろしくお願いします。」
ニッコリ「そもそも、開発された商品は、どのようなことに効果がある炭なのですか?」
春日「ひとことで言えば脱臭炭です。最近、脱臭剤はいろんなメーカーから発売されているのですが、各社、安全性には一番気を使って開発
されていることと思います。実は昔から炭は脱臭剤として利用されていて、一番安全で安心な素材なのです。」
ニッコリ「では、なぜ、各社炭を商品化しないのでしょうか?」
春日「理由はよくわかりませんが、想像ですが、大量生産するのにはかなり効率が悪いのではないでしょうか? 原木を入手し、窯で焼くという
作業は、なかなか手間ひまがかかります。工業的に建築廃材などをチップに加工し、それを熱で燻し、炭化させた商品もでているようです
が、完全に炭化させ、均一な炭をつくるには、かなりの設備投資も必要ですし、炭焼に適したきれいな原木をを安定的に入手するのが、
困難なのでははないかと思われます。」
パミアの炭は炭焼窯で2週間かけて焼いた本物の炭です
ニッコリ「それでは、パミアさんの炭はどのように製造されているのですか?」
春日「実は、弊社の炭は、岡山県の山中で、本当に炭焼窯で焼いた炭を志田工房さんという会社から納入いただいているのです(笑)」
ニッコリ「え?それじゃ、大量生産できないじゃないですか?」
春日「そうなんです。(笑)それが最大の問題点なのです。パミアの炭は炭焼窯で2週間かけて焼ききった、本物の炭ですので、大量生産ができ
ないのですが、奇跡がおきたのです。(笑)」
ニッコリ「奇跡ですか・・・・」




春日「・・・実は、炭にする原木がヒノキだったことが奇跡でした。ヒノキの炭の断面積を電子顕微鏡で分析したところ、蜂の巣状の孔があいて
いたのです。つまり、いわゆるハニカム構造でして、これがヒノキの炭の脱臭効果のヒミツなのです。」

ニッコリ「なるほど・・・でも、それと生産量の話はあまりつながりがないように思うのですが・・・・。??」
春日「この図をごらんください。(下図参照)いろいろな炭の脱臭効果を測定したグラフです。はじめに4000ppmもあったアンモニア3時間後には
ほとんど臭わないくらいの脱臭効果を示しました。しかも他の木材の炭より高い能力を示しました。このことから、少ない量でも十分な
脱臭効果が得られることがわかりました。

つまり、大量生産はできないが、脱臭剤を使用する場所に適切な量を配置することで十分に脱臭効果を発揮し、商品化は可能と考えました。」
ニッコリ「・・でも、ちょっと待ってください。もし、商品が爆発的にヒットした場合、つまり、現在の供給能力を超えた場合、どうするんですか?」
春日「そのときは、自社で炭焼窯をつくり、私が炭を焼きます(笑)・・・というのは夢ですが、実は、調べてみると、炭焼窯というのは
全国にまだまだあるんですよ。」
炭焼文化をつぎの時代に継承する
ニッコリ「なるほど。」
春日「毎日、山で間伐をしながら治山事業を頑張っていらっしゃる林業家の方はたくさんいらっしゃいますし、その中でも伝統的に炭焼
文化を守っておられる方もたくさんいらっしゃいます。中には、おじいさんひとりで頑張っている方もいらっしゃいます。そういう炭焼に
関わっておられる人たちとネットワークを作り、炭を供給してもらいたいと考えています。そして、みんなで炭焼文化を次の世代にも
継承していきたいですね。」
ニッコリ「つまり、商品を作って売るだけではなく、炭焼文化も守っていきたいというお考えなのですね。」
春日「おっしゃる通りです。炭焼文化を守ることは、治山事業のひとつであり、大きいことをいうと、日本の国土を守ることにつながります。
それにかかわる人たちの、少しでもお役にたてれば・・・そんな思いもありますね。」
ニッコリ「壮大な想いがあるわけですね。(なるほど)」
春日「(笑)壮大ですよ!」
いかに使いやすくパッケージしいろいろな生活シーンに取り入れていくか
ニッコリ「ところでパミアさんの商品は、みな、白い袋に入っていますね。これは何か特別の袋ですか?それと、これ、開けて中の炭を出すんですか?」
(小社が白い袋を破こうとすると・・・)
春日「(あわてて制し)袋は開けないでください。ただ、置いておくだけでいいんです!」
ニッコリ「でも袋を開けないと、脱臭効果が小さくなるんじゃないですか?」
春日「炭はご存知のように、すぐ欠けたり、壊れたりして粉が出ます。その粉が衣服や壁に付着して汚れてしまいます。それを防ぐために
パミアは通気性のよい特殊な不織布でパッケージしています。この布織布は通気性はよいが、粉が漏れにくい。」
ニッコリ「そんな不思議な素材があるんですか?」
春日「そうなんです。パミアの仕事は、この炭を、『いかに使いやすくパッケージしいろいろな生活シーンに取り入れていくか』をテーマに
しているんです。」
ニッコリ「つまり、壊れやすい炭を、いろいろな形にパッケージするのが、パミアさんの仕事というわけですね。」
春日「そうです。先にも言いましたが、限られた素材をどのような状態に加工するのか・・・・冷蔵庫用には、冷蔵庫内のスペースを考え、
パッケージを小さくし、かつ脱臭能力は確保しなければならない・・そこで炭の表面積をなるべく大きくするために顆粒状の粒だけを
選択的に採取しています。」
ニッコリ「・・あ、わかりました。入荷した炭を数段階に、粒の大きさで分けているんですね。」
春日「そのとうりです。パウダー状、顆粒状、砂粒状、錠剤大、ペレットなど、5段階に分けていますね。また、それらを組み合わせたり
して、適正なパッケージの大きさと脱臭能力を確保しているわけです。」
ニッコリ「素材に無駄を出さないわけですね。」
春日「貴重品ですから(笑)」

ニッコリ「まだまだ、お話しをお聞きしたいのですが、時間がきました。せっかくなので、来月も、お話しのつづきをお聞かせいただければ、
と思いますが・・・・」
春日「はい!喜んで。」
ニッコリ「それでは、次回は、商品開発の話でお願いできますか?」
春日「ああ、いいですね。おもしろい話や苦労話がいっぱいありますよ(笑)プロジェクト( )みたいな・・・」
ニッコリ「では、そのテーマで!(笑)」
インタビューは、終始、笑いの絶えない楽しい雰囲気で終わりました。
ということで、次回も引き続き、パミアさんの商品開発物語をお聞きすることになりました。
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